女(ひと)と男(ひと)のフォーラム
今年はアンパンマンのバタコさんの声でお馴染みの佐久間レイさんで、
『生きることは感動すること。
人生はあなたの物語』
という講演会でした。
バタコさんの他に、「魔女の宅急便」のジジ、NHKの「きょうの料理ビギナーズ」のハツ江さん、「ムーミン」のミイ、「ドレミファ・どーなっつ」のみど、「ハム太郎」のマフラーちゃん、「らんま½」のシャンプーなどなど、子育てと共に私もどっぷり佐久間レイさんの声に浸ってたことが判明しました。
毎日ドタバタしながらお母さんをしてたな〜と、声を聞いただけでフワッと思い出がフラッシュバックしました。
お話もとても素敵でした。
アンパンマンの原作者やなせたかしさんや周りの方々から学んだことがたくさんあったそうです。
心のふりこ
人から褒められるもの、人から褒められないもの、どちらも心の中にもっていて、ふりこを振って心を動かしている。
お母さんが子どもに「これはダメ、あれはダメ」とダメな方を押しつけて片側のふりこを止めてしまったら、ふりこは止まってしまう。どちらもバランスよく振ることで心が動く。もっともっと心のふりこを動かすこと!とやなせさんに言われたそうです。優しい言葉ですよね。
さらに、みんな人それぞれ役割があるとも。
アンパンマンは強いけど、顔が濡れたり欠けたりしたら力が出ません。
周りで見ていた子どもたちは強くなくても、アンパンマンのピンチを知らせに行くことができます。
ジャムおじさんも闘うことは出来ませんが、アンパンマンの顔を作ります。
バタコさんも顔を作れませんが、アンパンマンに顔を投げて復活させることができます。
皆、役割がある。要らない人なんて居ない。
心のストレッチをして、ガチガチに固まってる心をしなやかにしましょう。つらい事があっても折れないしなやかな心にするために、心の柔軟体操をしましょうと仰っていました。
人はしんどくてため息をつきます。
でも、その次にすることは息を吸うことです。
また吐いて、また吸う。
また立ち上がれるという意味ですよね。
素朴だけど素晴らしいお話を聞かせていただきました。
懐かしさも相まって心がポカポカ温かくなりました。