18日総務産業委員会、20日厚生文教委員会が開催され、30年度の決算審議も同日に行われました。
総務産業委員会で取り上げた点と意見を記します。




①ジョイフル国分の2階にある、市の施設ふれあいステーションの利用についてー
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答弁
30年は利用者合計1,241人
福祉相談等述べ471件、イベント述べ123回
(イベントの主な内容は今年度含め、ワークショップや百歳体操、文化財展示、出張キッズスペースなど)

山口主張
平成29年に寄付を受け、30年から運営しています。
年々人口が減少しており、今後、公共施設を合理化して統廃合も考えていくことになるとは思いますが、この施設に関しては、あえて増やすという選択をしたわけです。
イベントで利用されていない日は休憩スペースとしているとのこと。毎年維持管理費100万円の費用対効果はどうか、市民サービスに寄与出来ているか、地域の活性化やにぎわいにつながっているのか。
寄付を受けて2年ほど経っても、使い方について展望がみえてこないように感じられます。

たくさんの市民ニーズがあるということで、サンヒルを行政財産にして貸し館利用をしようとした経緯があります。(議案は取り下げられましたが)
そんなに貸し部屋のニーズがあるなら、ふれあいステーションの使い方を根本から考える必要があると思います。



②ふるさと納税業務、民間に委託1300万円についてー
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答弁
委託先は2件、寄付していただいて初めて発生する成果報酬方式で、寄付の受付から返礼品代金の支払いまでの一連の業務を委託している。3社のポータルサイトから寄付をしていただける状態である。

山口主張
ポートは港という意味で、ポータルサイトは入り口を指します。ふるさと納税をする時の入り口が様々あるので、どのポータルサイトからでも寄付受付ができる状態にすることが第一条件です。

さらに、返礼品のラインナップも重要です。
地方の人気のあるカニや米や和牛などに対抗するため、地場産品として以前取り扱って多くの寄付を集めていた自転車(電動)を返礼品として復活出来るよう努力をしていただきたいです。

最後に、総務省に向けて返礼品合戦となっているふるさと納税制度の見直しを、近隣市や府とともに働きかけていただくことを要望しました。



③市民総合フェスティバルの総括についてー
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答弁
3年ぶりの「かしわら花火」を開催、1部(商工まつり・スポーツフェスティバル・市民ステージ)で約2万人、2部(河内音頭おどり全国大会・かしわら花火)で約7万8千人の来場者があり、事故なく無事に終えることができた。
・費用の内訳ー
「かしわらスターナイトシアアー」(9/15)1,362,162円
 市民総合フェスティバル 30,122,000円
  →花火やイベント600万円、会場設営費900万円、警備費1400万円、その他経費100万円
・事業効果ー
 測定は実施していないが、市内の小売店では商品が品薄になったことや飲食店では通常の2~3倍のお客さんが来られたと報告あり。
・今後の開催についてー
 有償警備401名、市職員やボランティア301名により自主警備を実施したが、12/26総括会議にて、警察から警備や違法駐車対策不備など指摘され、次回は更なる警備費の増額が見込まれる。

山口主張
私も近隣地区の方から違法駐車について報告を受けており、非常に残念に思います。
次回開催する際には方々、近隣への配慮をお願いしました。
また、財源の確保案として、クラウドファンディングで寄付を募り、リターンとして観覧特等席を作る試みも視野に入れて、検討材料のひとつにしていただきたいと要望しました。


④まちひとしごとネットー
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答弁
31年3月で登録数530件、30年3月で529件
かしわらWEB就職版フェアでは参加企業数8社、紹介情報は21件

登録事業者数は横ばいで頭打ちになっています。
当初は「事業所や商店などの事業特色、求人情報などの情報を一つにつなげ、利用度の高いシステムとすることにより、さまざまなカテゴリーから検索できるシステムを構築していき、国内だけではなく海外との企業間取引につながることが期待できる」ということで導入されました。「ものづくり企業」とか「買う」とか「食べる」などカテゴリー分けにして、情報を受け取る側が見つけやすく使いやすいサイトづくりをしてほしいです。しごと部分だけでなく、まちの情報、ひとの情報まで掲載し、サイトの構成等の見直しをしていただきたいと思います。




⑤観光ICT活用事業と2市2町広域観光ルート整備推進協議会についてー
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答弁
観光ICT活用事業ー
三郷町とドコモアプリでバーチャル観光ツアーを2回実施し延べ45万人が参加、リアルツアーは40名の申込み。3ヵ年計画としており、コンテンツの充実を図り、交流人口の増加を図る。

2市2町広域観光ルート整備ー
柏原市・香芝市・王寺町・三郷町が平成28年から5ヵ年で地方推進交付金を活用し、30年度はマルシェとウォーキングイベントを開催し、2000人の参加。ガイドマップを15000部作成。ホームページ「大奈MIXことのは旅」を作成し発信。
今後は「大奈ウォーク」ブランドを強化し、2市2町の認知度向上と来訪者の増加による地域の活性化を目指す。

山口主張
どうしても奈良主導となっていて、奈良の引き立て役になっていないか、費用だけ負担となっていないかと懸念します。
もっと歴史的にキャッチーなものを取り入れないといけないと思います。
たとえば、万葉の時代だけではなくて、天平あたりの聖武天皇、聖徳天皇と道鏡、そこに対する和気清麻呂、智識寺の大仏にまつわることや、近くで発見された由義寺にまつわることなどは興味をそそられる人は多いでしょう。
また在原業平や楠木正成、真田幸村や伊達政宗などの歴史で有名な人物が、柏原に絡む部分を見つけ出し、観光価値を高めていかなくてはいけません。
人々がワクワクするような観光ストーリーを学芸員の方々と共に「新たに」掘り起こしていき、効果的に発信し、能動的に取り組んでいただきたいことと要望しました。



他の質問について、順次アップしていきます。
























6月議会の個人質問の動画です。